// sample.cpp #include <windows.h> int main() { MessageBox(0, "サンプル", "", MB_OK); return 0; }
上記のファイルをcl.exeを使ってビルドするには、コマンドラインから…
cl smaple.cpp user32.lib
と、いう風に、MessageBox APIが格納されているライブラリ(user32.lib)をリンカに教えてやる必要がある。
このライブラリの指定を、ソースコード内に書くことができる。
#pragma comment(lib, "ライブラリ名")
としてやれば良い。
つまり…
// sample.cpp #pragma comment(lib, "user32.lib") #include <windows.h> int main() { MessageBox(0, "サンプル", "", MB_OK); return 0; }
とすれば…
cl smaple.cpp
で、ビルドが完了する。
これはcl.exeをコマンドラインで使う場合だけでなく、Visual C++のIDEを使用する場合でも同じである。
VC++の設定ファイルを使っても同じことができるが、人に渡す場合はこのようにソースコード内に記述するのが無難かと思う。(プロジェクトファイルを渡すのにもExpress Editionとそうでない場合など、すんなり行かないことがあるので)